IT用語辞典

Microsoft Windows 2000

Microsoft Windows 2000(マイクロソフト ウィンドウズ にせん)はマイクロソフトがWindows NT 4.0の後継バージョンとして2000年に発表したWindows NT系のオペレーティングシステムである。2000年2月17日に日米欧同時発売された。略称はWin2000、Win2k、W2K。内部バージョンはWindows NT 5.0。また、Windows 2000は当初、「Windows NT 5.0」として開発・発表されていた                Windows 2000はWindows 9x系に比べて安定性・堅牢性に優れたNTカーネルをもとに開発され、主に業務用として位置付けられている。しかし、開発当初からWindows NT系とWindows 9x系の統合も主な目的とされていたため一般ユーザーへも十分に対応できるようになっており、また後に発売されたWindows Meが不安定だったこともあって、実際にそういったユーザーも多かった。ただし、マイクロソフトは発売直前に時期尚早と判断し正式な統合は次期バージョンとなるWindows XPを待つこととなる。なお、同社の家庭用ゲーム機「Xbox」には軽量化されたWindows 2000のカーネルが採用されている。 一般ユーザー向けとして機能を充実したWindows XPよりも起動は遅いが、Windows XPよりもむしろWindows 2000の方が軽快に動作し(なお、アプリケーションソフト起動時の物理メモリの消費量に関しては、Windows XPよりWindows 2000の方が少ない)数度のサービスパックの適用により、安定性や使い勝手なども登場当初と比べると格段に向上したため(当初は各種ドライバ類が少なく、特にマルチメディア関連機器の多くに非対応という弱点を抱えていたが、次第に専用もしくはWindows XP互換のドライバが開発された)、Windowsシリーズの中でも特に高く評価されているオペレーティングシステムである。Windows 2000の後にWindows XP、Windows Vistaが発売されてきた現在においても、安定性や快適性が良いために多くのユーザーに愛用され、企業の業務端末やPOS端末などでもいまだに利用され続けている。ただ、新たなアプリケーションやウイルス対策ソフト、周辺機器、拡張カードについては、Windows 2000を対象から除外[2]するものも出始めている。 Windows NT系は移植性を高める設計が行われており、前バージョンのWindows NT 4.0ではPower PCやalphaなどの複数のプラットフォームに向けて販売されていた。しかしIA-32以外のプラットフォームが事実上消滅してしまったため、Windows 2000ではβ3までは複数存在していたものの、結局IA-32以外の発売は取り止めとなった。また、WindowsのPC-9800シリーズへの対応も事実上Windows 2000を最後に開発が打ち切られた。 しかしながら、Windows 98/98SE程ではないものの、Windows XP以降の後継のNT系Windowsよりも要求されるマシンスペックが低いことや、古いソフトが動作することなどから、中古パソコンやジャンクパソコンの有効活用[3]、Virtual PCやVMwareなどの仮想マシン上でのゲストOSとしての利用、XP同様、Windows Vistaでは動作しない一部のアプリケーションソフトを利用するため等の場面が考えられる。
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